IndiBar Ver2.0

MagicButtonのようにタイトルバーに起動中のタスクのアイコンを表示&更に他のタスク管理ソフトのようにポップアップで一覧表示や、×ボタンでの最小化/クローズも可、細いバーでバッテリー・空きメモリを表示できて、バックライト輝度調整や、スタートメニューを置き換えて階層表示もできる、機能豊富なユーティリティ、IndiBarのVer2.0($8.90)が公開されています。

Application Description

  • Task Manager allows to operate the started application (Switch, Close, Close all, Close Incative)
  • Task Panel it is show and switching of active application in the top bar
  • Start Menu. Flexibly customizable menu
  • Tools allows to adjust backlight and to look through the system information
  • Indicators. Flexibly customizable indicators of a charge of the battery and operative memory
  • Close button - replaces the button of closing of the active application
  • Shortcuts allow to assign the basic functions to hardware buttons
  • Flexibly customizable position and tap policy
  • QVGA/VGA support
  • WM2003/WM2003SE/WM5 compatible

私はこのツールをこれまで試したことは無かったのですが、昨日、そこかしこの海外サイトでVerUp情報を見たので、ちょっと試してみました。
需要がありそうな機能が良い感じの組み合わせで搭載されていて、よくまとめられたツールだと思います。案外こういう組み合わせは、これまであまりなかったような(特に起動タスクのアイコン表示)。値段も比較的安いですし。
また、プログラム本体のサイズが、本体:78KB、設定用exe:58KBと、機能豊富な割に小さいのもいいですね。

ということで、個人的にはボチボチ好感触なツールなので、以下、簡単な紹介をば。


タイトルバーに、起動中タスクのアイコン表示をさせるために、MagicButtonを使っていらっしゃる方も多いと思いますが、こちらのIndiBarは、そのタスクアイコン表示エリアの大きさ・位置を指定できるので、調整すれば、デフォルトで一番左にある標準のバッテリーモニターを隠すこともできます。また、vが縦に二つ並んでいるところをタップするとポップアップメニューが表示されて、他のタスク管理ツールであるようなメニューも表示できます。
MagicButtonよりも、広い範囲で有効にタイトルバーを活用できると思います。

もちろん、タイトルバーやポップアップメニューにタスクを表示しない&×ボタンでクローズしないようにする設定もできます。
そういうアプリをアクティブにした状態で、上記の画像のようにポップアップメニューを表示して、「Add in IgonoreList」を選んで、対象外にする項目(タイトルバーに表示するか、ポップアップメニューに表示するか、×ボタンで終了させるか)の選択画面が出ますので、適宜チェックしてOKで閉じれば良いです。ここで追加したアプリは、後からオプション設定で消すことができます。
こういう対象外設定ができないと、この手のタスク管理ツールは使いづらいと思いますので、便利です。W-ZERO3シリーズなら、Denwa.exeやLightMail.exeは表示・クローズさせたくないですし。デフォルトでDenwa.exe(電波状況と同じアイコン)がタイトルバーに表示されてしまうので、これは最低限IgnoreListに追加した方が良いです。
あと、デフォルトでActiveSyncは、タイトルバー非表示&ポップアップメニューには表示&×ボタンでは終了しない、という感じで登録されているようです。
あと、×ボタンについては、オプションで普通にタップしたとき、タップ&ホールドにしたときで、クローズするのか最小化するのかが設定できます。


また、上記画像で言えば、タイトルバー上部にあるのがバッテリーモニター。時計の下にあるのが空きメモリ(プログラム実行領域)のメーター。
この辺りもオプションから、バッテリーモニター・空きメモリモニターのバー表示も、大きさ・位置を調整できるので、PowerStatus系のツールのような感じで表示させることもできます。この辺りのオプション設定は結構充実してます。


さらに、タイトルバー下部の境界ギリギリに、日の出マークみたいに(^^:黄色い目印?が表示されていますが、これがIndiBarではToolsと呼ばれているもので、この日の出目印の上(下の画像で言えば、接続状態アイコン)をタップすると、バックライト輝度調整や、各メモリのメータが表示されます。この目印の位置もオプションで変えることができます。(基本的にタイトルバーの下部境界線上に表示することを前提としているみたいです)


で、スタートメニューの置き換え。ウィンドウズボタンを押したときの動作は変更できませんが、スタートメニューアイコンをタップした時、タップ&ホールドした時に、それぞれ、標準のスタートメニューを表示するか、IndiBarのメニューを表示するかを、オプションで設定できます。

上は、IndiBar版のスタートメニューを表示させたところ。よくある階層メニューになっています。構成はもちろんフォルダ含めてカスタマイズできるようです。
アクティブなアプリをこのメニューに追加する場合は、一番下の「Actions」→「Add Active」からできます。デフォルトではControlPanels配下に表示されるものは、WM5標準のものだけのようですのでが、これは仕方がないですか(^^;。あと「設定」を選ぶとエラーで怒られてしまいました。
IndiBar版のスタートメニューは、初めに表示する際は表示されるまでにちょっと時間がかかります。これはしょうがないところでしょうか。


最後にオプション設定を。

項目見れば、どこのカスタマイズなのかはわかるかと(^^;
項目左にあるアイコンが歯車になっている所を選んで、右下の「Edit element」をタップすると、その選択項目の設定画面が表示されます。
また、Menuタブで、フォント指定や、タスクのポップアップメニューの背景色指定。
Otherタブで、テーマ指定(各メーターや、タイトルバーのタスクアイコンでアクティブなタスクの背景色等が変わります。今回の紹介に当たっては、Default Grayをテーマに指定しています)や、スタートアップ起動指定。

とりあえず表示位置等は、デフォルトのままですと??かもしれませんので、あれこれいじる必要はあります。Toolsのバックライト輝度のMaxは、W-ZERO3シリーズの場合は6にするとか。上記のキャプチャ画像は、それなりにオプション設定をやり直した上でのものですので(^^;;


ということで、だらだらと長くなってしまいましたが、結構良い感じで使えそうなユーティリティではないかと思います。特にMagicButton好きな人は、試用してみるのもいいかも?
安定性やメモリに優しいかどうか等は、少し試しただけですので、ちょっとわかりませんが、動作は快適だと思います。
(私が試した際、オプション設定画面を開いて閉じてを繰り返していると、空きメモリがちょっとずつ減っていっているような(^^;;;・・・のが、ちょっと気になりました。このアプリ以外が原因かもしれませんし、私の端末の問題もあるかもしれません。オプション設定は別exeだからということもあるのでしょうか。)