Google Gears for WindowsMobile
オフラインで動作するWebアプリケーションを利用できるようにするプラットフォーム、Google GearsのWindowsMobile版がβ公開されています。
(情報元：Tech[dot]Blog、msmobiles.com)
Google Gears is now available on Windows Mobile 5 and 6 devices.
Mobile devices are, by their nature, often disconnected from the network. Even when connected, the latencies in data connections in mobile networks can make web applications sluggish. Google Gears gives developers the tools to overcome these obstacles.
Google GearsはデベロッパーがFirefoxまたはMS-IE上で動くオフライン・アプリを開発できるツールだが、今日（3/3）、「 Google Gearsfor mobile」という名前で携帯対応版をローンチする。（デベロッパー向け情報自体はすでにこちらで公開中）。当面、「Windows Mobile」（5と6のみ）のPocket IEが作動する機器にしか対応していないが、 今後他の携帯ブラウザーをサポートする機器にも対応を広げていく。（少なくともiPhoneのSafariとOpera Mobileは含まれるはず）。
Google Gears、新しい技術に疎い私は初めて知った次第ですが(^^;、去年にWindows版が公開されていて、そして今回、WindowsMobile版が公開になっています。
Google Gearsというものがどんなものかは、例えばこちらのマイコミジャーナルの記事等を参照下さい。
Gearsはそうした流れの中で登場した、全く新しいオフラインWebアプリケーションのプラットフォームだ。Gearsの実体は、Webブラウザに対するプラグインである。そのため、Gearsのオフラインサービスを使用したいと考えるクライアントは、あらかじめGearsをインストールしておく必要がある。
そして、Webサイトの制作者は、GearsのAPIを呼び出すJavaScriptコードをWebページに埋め込んでおくことで、クライアント側にインストールされたGearsにアクセスすることができる。Gearsが持つAPIは、オフラインのWebアプリケーションが備えておくべき機能を広くサポートしている。アプリケーションはGearsを通してファイルをローカルマシンに保存したり、オンラインになったときにサーバとデータの同期をとったり、ということが行えるわけだ。
Google Gears(以下、Gears)は、Webアプリケーションのオフライン使用を可能にする技術である。ただし、オフラインには様々な課題がある。セキュリティ上、ローカルマシン上で好き勝手にファイルを操作したり、読みだしたりすることは許されない。アプリケーションのページをキャッシュしておくことと、アプリケーションが使用するデータをキャッシュしておくことは別の話だ。そもそも、オフラインでの作業結果を保存するには、JavaScriptを使用してなんらかのローカルストレージにデータを読み書きする必要がある。それも簡単に、だ。
Gearsはこうした問題に対して、以下のような機能を組み込み、対処している。
今回のWindowsMobile版をインストールすれば、GoogleGears for WindowsMobileに対応したWebアプリケーションサービスを、IE Mobileからオフラインで利用できるようになるとのこと。
例としてあがっていた、zoho(ワードプロセッサ、スプレッドシート等のWebアプリを提供しているサイト)に、実際に操作した様子を紹介した動画がアップされていましたので、こちらをご覧下さい。(GoogleGears for WindowsMobileのインストール含め、前段階の準備がちょと長いですが^^;)
へーへーへーという感じです。WindowsMobileでWebアプリは、正直なところそれほど重要な位置は占めていない印象ですが、将来的には、WindowsMobileでもWebアプリケーションが重要な位置を占めていくのかもしれません。
私はインストールまではしたのですが(以下略、ということで、毎度他力本願ですが、どなたかお試しくださーい。
Google Gears for Windows Mobileは、こちらからダウンロードできます。
