MimicGps Ver070721

W-SIMの位置情報をWindowsMobileのGPS中間ドライバに中継することで、W-SIM未対応のGPS使用ソフトからもW-SIMの位置情報を利用できるようにしたり、またYahoo! JAPANのローカルサーチサービスで検索した場所情報を位置情報として渡すこともできるツール、MimicGpsが公開されています。

機能概要
位置情報をWM5.0/WM6のGPS中間ドライバ(GPS Intermediate Driver)に中継するアプリケーションです。
W-SIMから取得した現在地の位置情報や、住所、施設名称、駅名、郵便番号などから特定した位置情報を中継することができます。

すごいです。こんなことができるんだ、とびっくり。GPSを利用するツールは多くありますが、W-SIMに対応しているソフトは極わずか。GPSバイスをお持ちでない方にも、W-SIM未対応のGPSソフトが意味を持ってくるわけですから、W-ZERO3シリーズをお使いの方には非常に興味深いツールです。

また、作者さんのBlogにて、MimicGpsとLive Searchで徒歩ナビする例が紹介されています。

tkhshrsのログ MimicGps + Live Searchで徒歩ナビ

私も試しにMimicGps起動・設定後、モバイル版GoogleMapsで試してみましたが、確かに「現在地を検出」からW-SIMの位置情報が参照できました。
ただ、上記エントリーで作者さんもおっしゃっていますが、W-SIM位置情報取得は、ネット接続を一度切断する必要がありますので、MimicGpsで位置情報取得時に強制切断するようにした上で、Live SearchやGoogleMapsのように、通信を頻繁に行うツールと利用する際は、ちょっと不便なところもあります。
特にGoogleMapsの方は、通信中に切断すると調子が悪くなりますので(^^;現在位置からの位置情報確認は、gmm_navi Auto辺りを使うのがよいかもしれませんが、ネット接続しないGPS利用ソフトについては、威力を発揮しそうです。

また、ヘルプページに記載されていますが、使用デバイス無線LANを選択することで、PlaceEngineのLocalDB機能を通じて位置情報を取得する機能も準備中とのこと。楽しみですねー。

(追記)
MimicGpsは、W-SIMの位置情報をGPS中間ドライバに渡すだけでなく、場所検索機能ではYahoo!のローカルサーチを利用してヒットした位置情報を渡すこともできるということで、作者さんが紹介エントリーをUPされています。なるほど〜。

MimicGpsの場所検索機能は、Yahoo! JAPANのローカルサーチサービスを使用して実現しています。これかなり強力で、Google Maps Mobileの検索機能との比較では、Yahoo!側圧勝の軍配を私だったら挙げたいと思います。