wtClavier Ver20070127

ポートレート/ランドスケープに応じてフックを有効にしてキーカスタマイズができ、multikeyhookを使えばctrlswapminiとの共存もできるツール、wtClavierを、id:drwatsonさんが公開されています。

ベル打ち派も、キーボード派も


ctrlswapmini は、W-ZERO3[es] のテンキーで様々な入力方法を可能にしてくれる、素晴らしいユーティリティですが、残念なことに、W-ZERO3 UtilityPlus を使いキーボードをカスタマイズした環境で併用すると、挙動がおかしくなってしまいます。そこで、wtClavierの登場です。画面の向き(ポートレイト/ランドスケープ)に応じて、キーのカスタマイズを個別に設定することができるので、キーボードを使ってアルファベットを打ちたいときでも、テンキーでメールの返信をするときでも、快適な入力を行うことが出来ます。また、非常にコンパクトに設計されているため、携帯端末の貴重なメモリ領域を圧迫することもありません。

キーカスタマイズアプリを求めている方には、うれしいツール。
キーカスタマイズ定義は、nScriptを利用して読み込むもので、設定ファイル内容はちょっと敷居が高いところがありますが、同梱のReadme.txtに命令等の説明がありますので、詳しくはそちらを参照下さい。
基本的に、wtClavier.nsファイルの36行目以降(「// TODO: Place code here. 」とある行の次)を、自分の環境・カスタマイズ内容に従って、適宜設定する形になると思います。それより前の部分や、他のファイル(wzero3.ns,vkCode.ns)は、プログラムの動作上、重要な定義や処理が書かれているものですので、触らない方が良いと思います。


W-ZERO3 Utility Plusのように、わかりやすいツールではありませんし、作者さんがご自身のために作られたものを公開してくださっているものですので、導入は大変かもしれませんが、作者さんのように、ctrlswapmini・multikeyhookと組み合わせて、キーボード側のカスタマイズをしたいと言う方には、有り難いツール。

また、ソースも公開してくださっていますので、この手のアプリケーションの作成を考えている方や、独自カスタマイズしたい、という方には嬉しい所です。