iPhone…クローズドの良い所・淋しい所

伊藤さんのBlogで知りましたが、iPhoneOS Xベースとはいえ、やはりクローズドな環境ということで・・。

ー質問:iPhoneではMac OS Xが稼働しているそうだが,OS X用のアプリケーションをユーザーが自由にインストールできるのか。
ウィーアッグ氏:できない。iPhoneはクローズド・プラットフォームだ。これは,セキュリティの要件による。コンピュータ・ウイルスなどの侵入を防ぐためだ。ミニ・アプリケーションの「Widgets」も同じで,限られたアプリケーションしかインストールできない。


ー質問:iPhoneのOSやハードウエアについて詳細を教えてほしい。
ウィーアッグ氏:OSは,Mac OS Xをモバイル・デバイス用に最適化したものになる。それ以上の詳細や,ハードウエアについては,消費者用製品ということで公表していない。


ー質問:iPhone用アプリケーションをサード・パーティが自由に開発したり販売したりできるのか?
ウィーアッグ氏:サード・パーティ戦略は今のところない。前にも述べたように,セキュリティ面を考慮してのことだ。


ー質問:iPhoneの機能は,購入後にアップデートできるのか。
ウィーアッグ氏:アップデートは考えている。携帯電話機に今まで存在しなかったようなアプリケーションを追加していきたい。新しいアイデアがあったら,アップデートしていく。インターフェースが更新されることもあるだろう。

もしもユーザーがアプリのカスタマイズができるようであれば、iPhoneの発表時に何らかの言及があったはずでしょうから、このクローズドは、ある意味予想の範囲内。安定性のことを考えればごもっともな話でもあります。
でも、せめてウィジェットとか自由に拡張できると良かったかなぁとも。。


iPhoneはイマイチ・・・という方々が口を揃えて仰っているのは、ハードウェアのキーボードが無いこと。いくらマルチタッチなタッチパネルとはいえ、入力はしづらいのではないか、ということのようです。特にデバイスでキー入力をメインに使っている方はそうなんでしょうね。
私も、特に初代W-ZERO3で、ハードウェアのキーボードに比べれば、液晶タッチの入力は・・と思いますが、実際に試してみないとどうかというところも。


でもハードウェアキーボードが無いということで「iPhoneは・・・」と言うのは、iPhoneのメインとなる魅力というか方向性というか、そこからは、少しずれた話のようにも感じてしまいます。
文字入力は横に置いて、薄い筐体・かつ大きな液晶をキープした上で、マックらしい使いやすさを実現できるよう、動的にボタン等を画面に配置することで、シンプル・直感的なインターフェースを実現しているのは、やはり使いやすそうだなぁと。最低限の操作ボタン等なら、タッチ操作でも問題ないと思いますし。
正直、iPhoneSafariによるブラウジングは、WindowsMobileのブラウザに比べれば、ものすごく快適そうで羨ましすぎなんですが(^^;


クローズドな環境である分、特に機能間の横の連携等については、かなり完成された操作感を味わえそうな期待はあります。なんといいますか、大多数のユーザーは、1つの家電製品?としてiPhoneをとらえるでしょうから、それを考えても。。


と、前置きはさておいて(ぇ、私としては、キーボードが無い点よりも、アプリカスタマイズができないという点で、iPhoneは・・・残念無念。。というところ。
プレーヤー&ブラウジング専用端末としてなら便利そうなんですが。