思い入れがある作品なので

ジブリ「ゲド戦記」の映画化を発表して、もう4ヶ月以上経った今、こんなことを書くのはアレですが、たまにはだらだらと健康的な雑文を(^^;。


私がジブリ作品で一番好きなのは「ラピュタ」でして、「もののけ姫」以降は、個人的には、正直良いと思ったことがなかったりします(もののけ公開の頃に終了したナウシカ原作は好きですが)。
今回、宮崎監督親子の間での葛藤とか色々あったみたいですけど、久々にひと味違う?ジブリ作品になるのではないかと、結構期待してます。

まず何よりも「ゲド戦記」原作には、昔から思い入れがあります。
初めて読んだのは高校時代で、当時まだ3巻までしか出ていませんでしたが、あの独特の雰囲気と深い内容は、とても印象が強く、エンデの「はてしない物語」と並んで、ファンタジー作品として私の中では確固たる位置を占めました。
話はそれますが、高校卒業後の浪人中、ちょっとしたきっかけで大学で助教授(哲学)をされている先生とお話しする機会がありまして、浪人の分際でその先生の講義にフラフラと潜らせて頂いてたのですが(^^;、その先生から「宮崎駿が昔、ゲド戦記を映画化したいと言っていた」ということを当時聞きました。
それ以来ずっと「ゲド戦記」の映画化は期待していました・・そして期待し続けて、忘れかけた今になって、宮崎駿監督の息子さんが映画化されると聞いたときは、それはもうびっくりといいますか、複雑な気持ち。
正直、今現在に宮崎駿監督が「ゲド戦記」をやる、といったとしても、最近のジブリ作品が面白いと思えない私には、あまり期待は持てなかったかもしれません。かといって、未経験の息子さんが作るというのもやはり微妙な所ではあるのですが。

で、監督日誌をいつも見ているのですが、「キャラクターはなるべくシンプルな線にして、アニメーション本来の魅力である動きそのものを重視したい」といった方向性など、宮崎吾朗監督の考えには割と共感できるのです。はやく、実際できあがった作品を見たいなぁと思いつつ、いつのまにか外伝含め6巻まで増えていた原作を、久々に始めから読もうかなと。4巻でガラッと雰囲気が変わったのは覚えているのですが、あの後どうなったのかな・・ということで、ゴールデンウィークはのんびり読書メインになりそうです。